全校朝の集い

2016年6月の記事一覧

平成28年度 全校朝の集い 6月6日(月)

  みなさん、おはようございます。

 5月の宮ろう大運動会では,紅組、白組、お互いに勝利を目指して、リーダーを中心に、一人一人がよくがんばりましたね。運動会に来てくださった,多くのご来賓やご家族から,「すばらしい演技でした」と,おほめのことばをたくさんいただきました。それぞれの種目の演技だけではなく,係の仕事や応援,そして準備や後片付けなど,全校のみんなで協力して行うことができたので,大成功でした。

 さて,今年は7月に東北地区聾学校体育大会(東聾体)が,ここ仙台で行われます。中学部,高等部,専攻科の陸上部,卓球部のみなさんは,この東聾体を目標に,毎日,部活動に一生懸命取り組んでいることと思います。みなさんは,指導してくださる先生方や先輩の話をしっかりと理解して練習していますか?

 宮ろうには,剣道や柔道などの部活動はないのですが,これらの武道や,茶道・生け花・書道などの稽古や修行といった練習の段階について,「守・破・離」という伝統的な考え方があります。

 一つ目の「守」は,師,つまり先生や先輩の教えに従い,その型をひたすら守りながら,繰り返し練習して,その基本の技を身に付ける段階とされます。

 二つ目の「破」は,今まで学んだことを打ち破り,他の師の教えや型についても考え,よいものを取り入れ,心や技を発展させる段階とされます。

 そして,三つ目の「離」は,様々な経験を積み重ねていく中で,一つの教えや型から離れ,自分で新しいものを生み出し確立させる段階とされます。

 「守・破・離」とは,人がある一つのこと,いわゆる「道」を究めるためには,「守」から「破」へ,そして「離」へと歩んでいく必要があるということを表現したものなのです。ですから,この「守・破・離」という考え方は,部活動はもちろん,みなさんが学習や学校生活の中で,何かを身に付けようとするときにも役に立つものだと思います。

 特に,この三つの中でも,「守」は,最も大事で,実は難しいことだと思っています。練習を繰り返し,基本を身に付けるということは,一見簡単で,つまらないことのように思えます。しかし,格好だけをまねするのではなく,本質を見極め,本当に師と同じパフォーマンスができるようになるには,多くの繰り返しと練習が必要なことは,みなさんも感じていますね。これまで,みなさんは毎日一生懸命練習に取り組んできました。東聾体に向けて,もう一度,それぞれの技術の基本をしっかりと確認することができるとよいと思います。ぜひ,基本を忘れずに,自信をもって,東聾体に臨んでください。

 また,東聾体は,選手のみなさんだけではなく,応援をしてくれる全校の仲間やみなさんのご家族,準備や当日の運営をしてくださる先生方の支えがあって,はじめて実施できるものです。これからも,関係するみなさんへの感謝の心をもち,その期待に応えられる最高のパフォーマンスが発揮できるように,最後まで練習に力を入れていってください。宮ろう魂で,勝利を手にするみなさんの笑顔を楽しみにしています。

 これで、お話を終わります。