卒業式

卒業式

平成30年度 小学部・中学部第71回卒業式

小学部・中学部 第71回 卒業式

平成31年3月18日(月)9:20~10:30

式   辞

 ここ八本松にも春の柔らかな日ざしを感ずるよい季節となりました。
 小学部卒業生三名、中学部卒業生十一名の皆さん、ご家族の皆様、ご卒業、誠におめでとうございます。職員一同、心よりお祝い申し上げます。
 また、ご多用のところご臨席を賜りましたご来賓の皆様には、卒業生の晴れの門出を祝福していただきますこと、深く感謝申し上げます。
 さて、小学部卒業の皆さんは六年間、中学部卒業の皆さんは三年間、毎日の学校生活に真剣に取り組み、たくさんの学びを積み上げてきました。また、小学部、中学部のリーダーとして、運動会や宮ろう祭、生徒会活動などで活躍してきました。こうした皆さんの姿は後輩のよいお手本となり、宮ろうの新しい伝統を築いてきたと思います。今日までの、一人一人の努力に大きな拍手を送ります。
 さて、今までの取り組みの中で皆さんは、仲間と助け合い支え合うことを学んできました。「チーム八本松」としての取り組みは本当に立派でした。そこで、皆さんが、更に大きく成長するために、もう一つ心がけてほしいことがあります。それは、自分で考え、自分らしく行動することに、少しずつ慣れてほしいということです。皆さんは大人に近づいています。大人は、自分で考え、自分で決めて、自分らしく生きています。自分が考えたことを、しっかりと周りの人たちに理解してもらいながら、助け合って行動しています。では、どうしたらこうした自分らしい生き方が、できるようになるのでしょうか。そのためには、「絶対にあきらめないで、続けて取り組めることを一つ持つこと。」がよい方法だと思います。自分で考え、自分で決めて行動したことが成功すると喜びが倍になります。四月から、中学生、高校生となる皆さんには、積極的に取り組める好きなことを探し出し、自分らしく行動する習慣を身につけてほしいと思います。
 卒業式を迎えた皆さんに、ぜひ実行してほしいことがもう一つあります。それは、今日の卒業式が終わったら、「ありがとう。」という感謝の気持ちを、きちんと家族や友達などに伝えてほしいということです。いつもは、照れて本当の気持ちを伝えられないと思いますが、感謝の気持ちを自分から自分の応援団の人たちに伝えることは、とても大切なことです。これから皆さんが迎える成人式や結婚式の時も同じですよ。今日のような生活の節目の時には素直な気持ちで、「今日までありがとう。」と伝えましょう。
 保護者の皆様に申し上げます。本日は誠におめでとうございます。これまでの本校へのご支援とご協力に改めてお礼申し上げます。この日を迎えるまでには、いろいろな出来事があったことと思いますが、深い愛情でお子様を見守り、その時々に、慈しみ育て上げてこられましたことに対し、心から敬意を表するものであります。お子様の四月からの新たな学校生活においても、引き続き、長い目でその成長を見つめ、励ましていただきますようお願い申し上げます。
 また、ご来賓の皆様には、今後も卒業生への一層のご支援をお願いいたしますとともに、本校への変わらぬご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。
 卒業生の皆さん、自分の目標や夢の実現のために、これからも、「毎日の小さな努力」を大切にしながら、新しい生活をスタートさせましょう。先生たちは、いつでも、みんなの応援団です。
 皆さんが、ますます、大きく成長されることを祈って、式辞といたします。

     平成31年3月18日
       宮城県立聴覚支援学校長 三浦 康宏

 

平成30年度 高専・卒業修了式

平成30年度 高専・卒業修了式

式   辞

 ここ八本松にも春の柔らかな日ざしを感ずるようになりました。
 高等部卒業生5名、専攻科修了生1名の計6名の皆さん、ご家族の皆様、卒業、修了、誠におめでとうございます。職員一同、心よりお祝い申し上げます。
 また、ご多用のところご臨席を賜りましたご来賓の皆様には、卒業生,修了生の晴れの門出を祝福していただきますこと、深く感謝申し上げます。
 先ほど皆さんに証書を授与しましたが、私は、高等部3年間専攻科2年間の学校生活に、皆さんが一生懸命取り組んだことを称える気持ちを込めてお渡ししました。一人一人が志に向けて真剣に学び、部活動に励みました。「友情は喜びを二倍にし、悲しみを半分にする」という言葉がありますが、皆さんが仲間と力を合わせて運動会や宮ろう祭に取り組んだ姿は本当に立派でした。 そして、皆さんは、先輩方が築いてきた「宮ろう」の輝かしい伝統を、さらにすばらしいものにしてくれました。そうした姿は、後輩の模範となり、本校の良き伝統として、今後も末永く引き継がれていくことでしょう。本当にありがとうございました。
 さて、卒業生、修了生の皆さん、四月よりたくさんの出会いがある新しい生活が始まります。この学校で今まで続けてきた努力を、新しい生活の場でも続けて、校歌にあるように、ますます、自分を磨いてほしいと思います。
 そんな皆さんに大切にしてほしいことを二つ述べます。「笑顔」と「毎日の当たり前のあいさつの言葉」ということです

「笑顔」
 顔や身体の表情は皆さんの心の鏡です。私が、朝、教室を訪れたときに皆さんの笑顔に触れると、今日も楽しく学校生活が送れそうだなと安心しました。皆さんの笑顔はとてもすてきですよ。
 「和顔愛語」という言葉があります。『和やかな顔』は『愛情のある言葉』と結びつくという意味です。つまり、和やかな笑顔は愛情のこもった言葉を生み出し、愛情のある言葉を発しているときは表情が和やかになるということを表現しています。
 だから、仕事やこれからの学びが辛くなった時には、笑顔を大切にしてください。四月からの新たな生活の中で、一番先に皆さんができることは、皆さんのすてきな笑顔で、新たに出会った人たちに幸せを届けることだと思います。もう一度、話します。皆さんの笑顔はとてもすてきです。

「毎日の当たり前のあいさつの言葉」
 もう一つ大切にしてほしいことは「毎日の当たり前のあいさつの言葉」ということですです。
 「おはようございます」
 「こんにちは」
 「すみません」
 「ありがとう」
 「はい」
といった当たり前のあいさつの言葉が、実は社会生活の中でとても大事なことなのです。特に「はい」という言葉には、いろいろな意味が込められています。「はい」という短い言葉には、相手を敬う気持ち、感謝を伝える気持ち、素直な気持ち、などいろいろな感情や気持ちが表現されます。どんな「はい」が自分の最高の「はい」なのか、ぜひ考えてみてください。
 「笑顔」と「当たり前のあいさつの言葉」を大切にすることが、皆さん一人一人のファンや応援団をたくさん作ることにつながります。忘れないでください。
 保護者の皆様に申し上げます。本日は誠におめでとうございます。これまでの本校へのご支援とご協力に厚くお礼申し上げます。この日を迎えるまでには、いろいろな出来事があったことと思いますが、深い愛情でお子様を見守り、その時々に、慈しみ育て上げてこられましたことに対し、心から敬意を表するものであります。お子様は夢と希望に満ちあふれた新しい道に進みます。己の志に向けて、生きるのはお子様たち一人一人です。自分で判断し、行動していくのはお子様たち自身です。今後とも長い目でその成長を見つめ、励ましていただきますようお願い申し上げます。
 また、ご来賓の皆様には、本校の教育活動に対し、常に温かく見守り、支えていただいておりますが、今後も、卒業生、修了生への一層のご支援をお願いいたしますとともに、本校への変わらぬご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。
 卒業生、修了生の皆さん、自分の目標や夢の実現のために努力することは、誰かを幸せにすることにつながります。人は誰かを幸せにするために生まれてきたのです。そのことを忘れないでください。皆さんなら、きっと大丈夫です。
 誰かを幸せにするために、さらなる成長を続ける卒業生、修了生の皆さんにも、幸が多く訪れることをお祈りし、式辞といたします。

     平成31年3月1日
       宮城県立聴覚支援学校長 三浦 康宏

平成28年度 小学部中学部卒業式 3月17日(金)

平成28年度小学部中学部卒業式3月17日(金)

式辞

 陽射しの暖かさが増し、確かな春の訪れを感じるようになりました。

 小学部卒業生3名、中学部卒業生11名の皆さん、そして、ご家族の皆様、ご卒業おめでとうございます。

 職員一同、心よりお祝い申し上げます。

 また、ご多用の中、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様には、卒業生の門出を祝福していただきますこと、深く感謝申し上げます。

 さて、皆さんに先ほど授与した卒業証書は、小学部の6年間、あるいは中学部の3年間、一人一人が努力を重ねてきた証です。学校生活の中で、毎日の学習や行事、部活動や児童生徒会活動などに一生懸命に取り組み、それらを立派にやり遂げたということを意味しています。大変すばらしいことです。

 振り返れば、皆さんは6年前に東日本大震災という辛い経験をしましたが、それを乗り越えて、友達や周りの人との絆を大切に学校生活に励んできました。特に、この一年間は、それぞれの学部の最高学年としての自覚をもって、運動会や宮ろう祭などの学校行事で、下級生をリードして活躍してくれました。また、運動や文化面での表彰など、たくさんの成果を残してくれました。皆さんは、未来に向かう新しい宮ろうの力となってくれました。本当にありがとうございます。

 本日の門出に当たり、私から、はなむけの言葉を贈ります。

 「ここからがスタート」

 これは、皆さんもよく知っているフィギュアスケートの羽生結弦選手の言葉です。仙台で被災した羽生選手は、仙台を離れて練習を再開したときに、「逃げ出していいのか」と悩み、一度はスケートをやめようと思い詰めたそうです。しかし、復興支援チャリティーショーで、被災者からの「元気が出たよ」という声に励まされて、「自分にできることはこれしかない。あきらめてどうする」と思うようになったのです。自身の世界歴代最高得点を更新したときに、「日本や世界中で応援してくれる何千、何万もの人の思いを背負って表彰台に立てて、恩返しができた。でも世界の頂点に立てたからこそ、ここからがスタートなんじゃないかな」ときっぱりと言ったのです。これから新たなスタートを切る皆さん、どうか自分の夢や目標に向かってあきらめずに走り続けてください。そして、たとえゴールが訪れたとしても、次の目標に向かって、また走り続けてください。まさに、いつもそこが新たな「スタート地点」なのです。

 4月から、皆さんは中学生・高校生になります。新しい学部や学校で、新しい学びをスタートさせ、体を鍛え、心を豊かにして、楽しく充実した中学生・高校生生活を送ってください。皆さん一人一人の日々の努力と活躍を期待し、先生方みんなで応援しています。

 ご家族の皆様、本日は誠におめでとうございます。お子様の晴れの姿に喜びもひとしおのことと存じます。4月からは、お子様の環境が大きく変わります。今後とも長い目でその成長を見つめ、励ましていただきたいと思います。また、これまで本校に対していただきましたご支援ご協力に、厚くお礼申し上げます。

 結びに、卒業生のさらなる成長と活躍を祈念し、併せて、ご来賓の皆様には、本日巣立つ卒業生へ、今後ともあたたかいご支援を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。

平成29年3月17日

宮城県立聴覚支援学校長 鳩原 潤

  

平成28年度 幼稚部終了式 3月17日(金)

平成28年度幼稚部終了式

 陽射しの暖かさが増し、確かな春の訪れを感じるようになりました。たんぽぽ組の皆さん、幼稚部修了おめでとうございます。そしてご家族の皆様、本日は誠におめでとうございます。職員一同、心からお祝い申し上げます。

また、ご多用の中、ご臨席をいただきましたご来賓の皆様に、深く感謝申し上げます。

たんぽぽ組の皆さんは、たくさん遊んで、たくさん勉強して、いろいろなことができるようになりました。

まさきさん。心の優しい真輝さんは、先生や友だちが困っているとすぐに気が付き、手伝ってくれたり助けてくれたりしてくれましたね。

わこさん。先生やお友達とお話しをするのが大好きな倭子さんは、いろいろなことを教えてくれました。小さいお友達にも優しく話しかけて遊んでくれましたね。

 あやねさん。物知りな綾音さんは、大好きな魚や虫の名前をたくさん覚えて、先生やお友達に教えてくれましたね。

 そうたさん。絵本が大好きな颯大さんは、毎週図書室から本を借りて読んでいました。

時には教室でみんなに読み聞かせもしてくれましたね。

 皆さんは、4月から小学生になります。教科書を使った学習も始まります。ランドセルを背負って、毎日元気に通学して勉強や運動を頑張ったり、お友達をたくさんつくったりしてください。

ご家族の皆様、お子様の晴れ姿をご覧になり、喜びもひとしおのことと存じます。これまでのご家族の皆様のご支援のお陰で、早期教育相談や幼稚部での保育を通して、お子様一人一人が、学習の基盤となる多くの言葉や生活する力を、しっかりと身に付けることができたと思っております。4月からは小学生となり、それぞれが新しい環境の中で、さらにたくましく、大きく成長していってくれることを期待しております。今後とも、ご家族の皆様、そして、ご来賓の皆様から、本日巣立つ4名に子どもたちに、力強いご支援を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。

平成29年3月17日

宮城県立聴覚支援学校長 鳩原 潤

平成28年度 高専部卒業式 3月1日(水)

平成28年度高専部卒業式3月1日(水)

式辞

 宮城野に降り注ぐ柔らかな日ざしに、確かな春の訪れを感ずるようになりました。

 高等部卒業生6名、専攻科修了生1名、合わせて7名の皆さん、そして、ご家族の皆様、卒業・修了、誠におめでとうございます。

 職員一同、心よりお祝い申し上げます。

 また、ご多用のところご臨席を賜りましたご来賓の皆様には、卒業生・修了生の晴れの門出を祝福していただきますこと、深く感謝申し上げます。

 さて、先ほど授与した卒業・修了証書は、高等部3年間、あるいは専攻科2年間の学業を、7名の皆さんが立派にやり遂げたという証です。皆さんは、6年前の東日本大震災という辛い経験を乗り越えて、一人一人が高い志をもって、高等部・専攻科に入学しました。そして、それぞれが所属する職業科の知識や技術だけではなく、厳しい社会の中で生きていくために必要な力を身に付けようと、一人一人が努力を重ねた3年間、または2年間だったと思います。

 今、皆さんに、感謝したいことがあります。今年度まで、児童生徒会で掲げていたテーマは「~友~思いやりを持って支え合おう」でした。皆さんは、友だち同士や先輩、後輩への思いやりを持って、この宮ろうの友として、お互いを支え合っていこうと、運動会や宮ろう祭など、様々な行事や活動に取り組んできました。高等部・専攻科それぞれの最上級生である皆さんは、毎日の授業を積み重ね、様々な分野での検定合格や国家資格の取得、部活動を通したスポーツや文化面における各種大会での表彰など、たくさんの成果を残してくれました。皆さんは、先輩方が築いてきた「宮ろう」の輝かしい伝統を、さらにすばらしいものにしてくれました。本当にありがとうございます。皆さんが見せてくれた、やる気と実行力は後輩の模範となり、本校の良き伝統として、今後も末永く引き継がれていくことでしょう。

 さて、皆さんは、これから自分が選択したそれぞれの道を歩んでいくことになります。社会人・職業人として、あるいはさらなる勉学の道へと、大きく羽ばたこうとしています。進む道は違っても、周りへの思いやりと感謝の心を常にもち続けてください。皆さんの門出に際し、私が大切にしている言葉の一つを贈って激励とします。

 「五風十雨」(ごふうじゅうう)

 五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降るという意味で、気候が穏やかで植えた苗が順調に育つ、豊作の兆し、または、世の中が平和で穏やかな状態であることのたとえとして使われます。私はこの言葉を初めて聞いたとき、植物の苗が育つのに水が必要なので、十日ごとに雨が降るのはよいとすぐに分かりましたが、なぜ五日ごとに風が必要なのかは分かりませんでした。皆さんはどう思いますか。なぜ苗が育つのに風が必要なのでしょうか。この理由を植物を育てている人に聞いたところ、苗のとき、まだ土の中で根が十分に根付いていないときに風が吹くと、飛ばされないように細い根がぐっと土の中で踏ん張るのだそうです。そのたびに根は強くなり、土にしっかりと根付いていくということでした。つまり、風が吹くたびに根は太くたくましくなり、養分をしっかり吸収することができるようになるのですが、風が吹かないと根はいつまでも細いまま、ということです。私はこのことを聞いて、私たち人間も似ていると思いました。快い風、気持ちのよい風だけでなく、ときには冷たく厳しい風が自分に吹き付けることもあります。でも、そんなときこそ、工夫をして乗り越えることで、成長できるチャンスになると思っています。皆さんのこれからの生活の中でも、うまくいくことばかりではなく、失敗することや辛いときもあるでしょう。しかし、冷たい風が吹くとき、試練のときこそがしっかり大地に根を張るチャンスなのです。人間性を高め、成長できるチャンスととらえて、冷たい風にも負けたり逃げたりせずに、自ら挑戦し、その試練を乗り越えていってほしいと思います。未来への道を切り拓いていくのは皆さん自身です。ぜひ、これまで身に付けた自分の力を信じて、若さというみずみずしい感性と活力で自分の可能性を広げていってください。そうすれば、皆さんの夢や希望は、必ず叶えられるものと確信しています。皆さん一人一人の、これからの日々の精進と活躍を心から期待しています。

 保護者の皆様に申し上げます。本日は誠におめでとうございます。この日を迎えるまでには、いくつもの困難があったことと思いますが、深い愛情でお子様を見守り、早期教育相談や幼稚部の時から、慈しみ育て上げてこられましたことに対し、心から敬意を表するものであります。お子様は夢と希望に満ちあふれた新しい道に進みます。今後とも長い目でその成長を見つめ励ましていただきますようお願い申し上げます。また、これまでの本校へのご支援とご協力に厚くお礼申し上げます。

 また、ご来賓の皆様には、本校の教育活動に対し、常に温かく見守り、支えていただいておりますが、今後も、卒業生・修了生への一層のご支援をお願いいたしますとともに、本校への変わらぬご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。

 「美しき 花実を結ぶ 新たなる 明日の望みよ」と校歌にうたわれているように、卒業生・修了生の皆さんが、自分の目標や夢の実現に向かって大きく羽ばたくことを祈念し、式辞といたします。

平成29年3月1日

宮城県立聴覚支援学校長 鳩原 潤