卒業式

平成30年度 高専・卒業修了式

平成30年度 高専・卒業修了式

式   辞

 ここ八本松にも春の柔らかな日ざしを感ずるようになりました。
 高等部卒業生5名、専攻科修了生1名の計6名の皆さん、ご家族の皆様、卒業、修了、誠におめでとうございます。職員一同、心よりお祝い申し上げます。
 また、ご多用のところご臨席を賜りましたご来賓の皆様には、卒業生,修了生の晴れの門出を祝福していただきますこと、深く感謝申し上げます。
 先ほど皆さんに証書を授与しましたが、私は、高等部3年間専攻科2年間の学校生活に、皆さんが一生懸命取り組んだことを称える気持ちを込めてお渡ししました。一人一人が志に向けて真剣に学び、部活動に励みました。「友情は喜びを二倍にし、悲しみを半分にする」という言葉がありますが、皆さんが仲間と力を合わせて運動会や宮ろう祭に取り組んだ姿は本当に立派でした。 そして、皆さんは、先輩方が築いてきた「宮ろう」の輝かしい伝統を、さらにすばらしいものにしてくれました。そうした姿は、後輩の模範となり、本校の良き伝統として、今後も末永く引き継がれていくことでしょう。本当にありがとうございました。
 さて、卒業生、修了生の皆さん、四月よりたくさんの出会いがある新しい生活が始まります。この学校で今まで続けてきた努力を、新しい生活の場でも続けて、校歌にあるように、ますます、自分を磨いてほしいと思います。
 そんな皆さんに大切にしてほしいことを二つ述べます。「笑顔」と「毎日の当たり前のあいさつの言葉」ということです

「笑顔」
 顔や身体の表情は皆さんの心の鏡です。私が、朝、教室を訪れたときに皆さんの笑顔に触れると、今日も楽しく学校生活が送れそうだなと安心しました。皆さんの笑顔はとてもすてきですよ。
 「和顔愛語」という言葉があります。『和やかな顔』は『愛情のある言葉』と結びつくという意味です。つまり、和やかな笑顔は愛情のこもった言葉を生み出し、愛情のある言葉を発しているときは表情が和やかになるということを表現しています。
 だから、仕事やこれからの学びが辛くなった時には、笑顔を大切にしてください。四月からの新たな生活の中で、一番先に皆さんができることは、皆さんのすてきな笑顔で、新たに出会った人たちに幸せを届けることだと思います。もう一度、話します。皆さんの笑顔はとてもすてきです。

「毎日の当たり前のあいさつの言葉」
 もう一つ大切にしてほしいことは「毎日の当たり前のあいさつの言葉」ということですです。
 「おはようございます」
 「こんにちは」
 「すみません」
 「ありがとう」
 「はい」
といった当たり前のあいさつの言葉が、実は社会生活の中でとても大事なことなのです。特に「はい」という言葉には、いろいろな意味が込められています。「はい」という短い言葉には、相手を敬う気持ち、感謝を伝える気持ち、素直な気持ち、などいろいろな感情や気持ちが表現されます。どんな「はい」が自分の最高の「はい」なのか、ぜひ考えてみてください。
 「笑顔」と「当たり前のあいさつの言葉」を大切にすることが、皆さん一人一人のファンや応援団をたくさん作ることにつながります。忘れないでください。
 保護者の皆様に申し上げます。本日は誠におめでとうございます。これまでの本校へのご支援とご協力に厚くお礼申し上げます。この日を迎えるまでには、いろいろな出来事があったことと思いますが、深い愛情でお子様を見守り、その時々に、慈しみ育て上げてこられましたことに対し、心から敬意を表するものであります。お子様は夢と希望に満ちあふれた新しい道に進みます。己の志に向けて、生きるのはお子様たち一人一人です。自分で判断し、行動していくのはお子様たち自身です。今後とも長い目でその成長を見つめ、励ましていただきますようお願い申し上げます。
 また、ご来賓の皆様には、本校の教育活動に対し、常に温かく見守り、支えていただいておりますが、今後も、卒業生、修了生への一層のご支援をお願いいたしますとともに、本校への変わらぬご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。
 卒業生、修了生の皆さん、自分の目標や夢の実現のために努力することは、誰かを幸せにすることにつながります。人は誰かを幸せにするために生まれてきたのです。そのことを忘れないでください。皆さんなら、きっと大丈夫です。
 誰かを幸せにするために、さらなる成長を続ける卒業生、修了生の皆さんにも、幸が多く訪れることをお祈りし、式辞といたします。

     平成31年3月1日
       宮城県立聴覚支援学校長 三浦 康宏