始業式

三学期始業式 1月9日(火)

三学期始業式1月9日(火)

 みなさん、明けましておめでとうございます。

 二学期の終業式で、こうして三学期の始業式で、元気なみなさんの笑顔が見られることを楽しみにしていると話しましたが、その通りに、先生方と共に、みなさんの元気な笑顔がそろい、大変うれしく思います。冬休み中は、大きな事故もなく、みなさんは、自分の家や心の中の大掃除をしたり、日本の伝統的なお正月行事を楽しんだりと、有意義な冬休みになったことと思います。

 さて、「一年の計は元旦にあり」ということわざがありますが、みなさんもご家族やご親戚、親しい人と新年のお祝いをし、今年の目標や計画を立てたことでしょう。「計」とは計画の計で、一年間の目標や計画は、元旦に決めるのがよく、何事も最初の計画や準備が大切であり、初めの計画ができていないと物事はうまくいかないという意味があります。このことわざの由来には諸説ありますが、その一つは、戦国大名の毛利元就(もうり もとなり)が、「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、一日の計は鶏鳴(けいめい)にあり」と、長男の毛利隆元(もうり たかもと)への手紙に書いたという説です。春は年始め、朔(ついたち)は月初めのこと、鶏鳴(けいめい)は一番鶏の鳴く早朝のことですから、これは「一年の計画は年の初めに、ひと月の計画は月初めに、今日の計画は朝に立てなさい」という意味になります。どんなことも、最初の計画が肝心、しかも早くやった方がいいという教えです。

 外国においても同じような意味を表す言葉があります。

「New Year's Day is the key of the Year」

これは、元旦は一年の要の日であるという意味だそうです。「今年こそは・・・」と決意し、計画を立てて目標達成のための努力を続けることで、目標が達成された時にはがんばり抜いた喜びが生まれ、そして、その喜びが大きな自信へとつながっていきます。年の初めに、自分の目標をしっかりと設定して、学習や生活をしていくことは、とても大切なことです。

 では、その目標を達成できるように充実した毎日にしていくためには、具体的に、どんなふうに過ごしたらよいのでしょうか。

 今年は、韓国の平昌(ピョンチャン)で冬季オリンピックが開催されますが、きっと多くの日本人選手が活躍し、たくさんのメダルを獲得することでしょう。スポーツは「心(しん)・技(ぎ)・体(たい)」が大事だと言われます。それぞれの種目の「技術」が高くなければ勝てません。また、しっかり戦える「体力」がないとこれも厳しい。そして「心(メンタル面)」が弱いと、ここぞというときにプレッシャーに負けてしまいます。「技術と体力と精神力」の三つが大事なのですが、さらに、もう一つとても大切なことがあると思っています。それは「生活」です。オリンピックでメダルを獲得している選手は、「心・技・体」を鍛えるだけではなく、例外なく、生活面でもきちんとしているのです。「物を大切にする」「明るいあいさつをする」「感謝の気持ちをもって生活する」など、毎日のよりよい生活習慣がしっかり確立されているのです。

 つまり、目標を達成するためには、日常の何気ないけれど大切なことを毎日欠かさず続けるということが大事なのです。みなさんなら、「忘れ物をしないようにメモをする」「相手の顔を見てあいさつをする」「自分の食器は自分で洗う」など、日常の中で、自分で決めたことを毎日、意識して真剣に取り組むようにするのです。一度これらを続ける習慣ができあがると、その習慣はずっと続きます。続ければ続けるほどやめたくない、サボりたくないという気持ちになるからですが、さらに続けていくと、自信に変わっていきます。このようにして、生活習慣の確立を通して育んだ強い心は、スポーツに限らず、学校生活の中でも、学習をはじめ、あらゆる事に対する粘り強さとなり、それが、よい結果につながっていくと考えます。

 始業式の今日、自分の生活を再度見つめ直し、三学期の学校生活をスタートしましょう。

 これで、お話をおわります。